日本選手権 決勝 (2011-02-27)

ナイツ 20‐37 アヌス

快勝は弱小相手限定だったアヌスが、今季初めて強豪相手に快勝しました。

試合内容

ナイツの悪いところ、アヌスのよいところばかりでした。ナイツは犬不忠との事実上の決勝戦で燃え尽きたか。

まず、ナイツのDFシステムから。オフサイドライン付近で待ち受けていたら、そりゃ止められません。アンガス絡みのチームがDFで苦しむのは、まさにこんなDFをするからです。前へ出ろ、前へ。対人競技なんだからOFから時間を奪え。

次にナイツはSOのマッチアップで入江君がピシ君にやられっ放しでした。今季の入江君はついに見せ場を作れぬまま終わってしまったのみならず、ナイツの戦術的選択肢を制約する最大の要因になってしまったなあ。

しかも首脳陣が何の手も打たない。#12ノートンナイト君とFE間のポジションを入れ替えるとか試してみることはできなかったのか。ピシ君を止めればアヌスのゲームプランは崩壊する。少なくとも、ジョーンズ氏のシーズン当初の構想では結果を出せなかった事実が残っている。ナイツはもう少しピシ君対策に異を用いるべきであったと愚考します。

一方、アヌスの勝因はピシ君に尽きます。言ってしまえば一人で勝ったようなものです。もっと早くピシ君に丸投げしておけば楽なシーズンになったかもしれないね。

KOに際してLOが自陣で呑気に過ごすのは釜石だけかと思っていたが、なんとアヌスもか! 釜石の場合はLOがヘタレという事情があるのだろうが(それとも他にあるのか?)、アヌスのLOはヘタレではないだろう。クズであるかもしれないが、少なくともヘタレではない。それなのになぜ#12ニコラス君に競らせているのだろう。今季のニコラス君は思いっきり精彩を欠いているのでカンフル効果を期待しているのだろうか。

de E. ジョーンズ氏

この人の談話は実にいかがわしい。

この試合だけを取り上げれば、疑いもなく勝者であり成功者です。ピシ君に丸投げするという選択を決断し、勝った。しかも自説を撤回して。これは生半な勝負師にはできない柔軟性です。敬意を表します。

しかし、今季を通じての評価となると、この一試合ですべてが丸く収まるものか。むしろ、この試合の勝ち方ゆえに戦術家、いや戦術思想家としてのジョーンズ氏の立場が微妙なものになってしまいましたね。脈絡ねーじゃん。ちょっとでも戦略的な要素が入ってくると、エディ、あんた完全に敗者だよ、負け犬だよ。

思い起こせば、サントリー時代からアヌスは愚にもつかない戦術理論の策源地なんだよなあ。

挙げ句の果てに、この茶瓶オヤジはエリアマネージメントの否定をしやがった。文化的程度が低い佐治敬三キチガイの所業ですわ佐治敬三

ある戦術が流行する過程であたかも数学の一夜漬けで公式を丸暗記するような導入が行なわれた事例として、2000年ごろのブランビーズスタイル、2005年ごろの犬モールなどがあります。オリジナルには高度な考察等が含まれていたかもしれませんが、普及先ではただのサルまねになってしまいました。特にブランビーズスタイルは接点バカ(接点接点!と連呼するだけのバカ)の派生もあり、日本ラグビー界から知性を駆逐するのに大いに寄与しました。

日本のラグビーが画一的だとか言っても、茶瓶オヤジは自分がそれに与った側だという自覚がないようだ。そして、もう一度日本のラグビーを画一化しようとするのか。

たとえば自陣22m区域内でPKを得たとしよう。今日流行しているエリアマネジメント思想ではタッチに蹴り出して地域の挽回を図るだろう。しかし茶瓶オヤジはここからパス&ランで行くのだと言う。ふむ、この状況では地域の挽回という目的があり、その実現手段の一つとしてパス&ランもあり得るという説は傾聴に値する。選択肢は多いにこしたことはない。しかし茶瓶オヤジはキックの封印という極端に走っちまうんだよ。十手先が読めるのは茶瓶オヤジの戦術構想でも同じ。強硬策が功を奏するとすれば、どうせタッチキックだろうと油断しているDFの綻びを誘発したときです。強襲が予期されていればDFの破綻はそうそう起きはしない。つまりキックほど効果的に目的を達成できません。

イケイケ→WTBリンクプレイヤー論→小さくたくさんPからGo!→ブランビーズスタイル→接点バカ……という系譜(バカの系譜と言いたいところですが、PからGo!だけはきちんとした考察に基づくものでしょう)に燦然と輝くバカの巨匠だよ。平毛と双璧をなすぞ。

すると平毛はワールドクラスのバカであったのか。

細部に神は宿る……のか?

細部に神は宿るというフレーズを自分(たち)の仕事について用いるとたいていはディテールにしか目がゆかずに大枠で致命的な過ちを犯しているものですが、これは他人の仕事の評価ですから文字どおり芸が細かいという感嘆です。

図をご覧あれ。図(a)はオンザゲート、図(b)はオフザゲートです。

問題は図(c)群なのですが、まず図(c-1)でオフザゲートから密集に参加した野郎コがいる。このままでは図(a)同様にオフザゲートの軌跡が残ってしまいます。そこで図(c-2)のように姿勢を変える。するとあたかもオンザゲートから参加したかのように見える。すると相田氏とかピザ狐とかジミーとかの手合いは安心するわけだ。

しかし、図(a)を放置しているのに図(c)群のような小芝居を敢えて行なう意味があるのかな。

文献

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©SERPODA 作成:2011-05-01