SEVENS Featival in TOKYO 2010 (2010-04-25)

祝! セヴンズ復活

思い起こせば明治大学第二代“監督”永友選手(兼監督)率いる明治大学の優勝に始まり、トップレスの白人姐御がTシャツを振り回して声援を挙げたカップファイナルまで楽しかったなあ(ああ、それでカップファイナルか)。あとは全裸男が飛び出してパフォーマンスをするばかりだったのに、大人の事情でなくなっちまったのは返すがえすも残念です。

七人制ラグビーが五輪正式種目に決まったこと(に加えてW杯2019日本開催)で流れが変わったということなのでしょうが、強化が事実上封殺された歴史的事実は如何ともしがたい。残念ながら、これが現実であり、ここからスタートする他ない。

いや、現実ははるかに厳しいはずだ。

出場チームがどのような基準で選ばれたのか。出場したくても涙をのんだ球団もあるだろうが、それは納得してもらう他ない。すべての高校が花園に出場できるというのが夢物語であるのと同様です。しかし、大会の体裁を整えるために無理くり出場させられた球団は、実在すると仮定してではあるが、気の毒だよなあ。

準備不足が明らかだったチームを列挙しよう(ただし、これらのチームが非難されるべきであるか同情されるべきであるかは不明);犬不忠、アヌス、ト与太、アークス、女子日本代表、マ、失礼、ライナーズ。(出場順)

七人制のプレイをそのまま十五人制に持ち込めば簡単にターンオーバーされてしまう。同様に、十五人制のプレイをそのまま七人制で実行すれば非効率極まりないプレイになる。それはボール周辺に割ける人数の違いを反映しているわけですが、それでも敢えて十五人制のメソッドに固執するのはいかなる理由か。…芋焼酎を飲みながら考えたが、ついにわからず。単に“頭が悪い”で片付けるにしては十五人制の成績がよすぎる。十五人制の成功体験を七人制でも再現しようとしたと断じるにはどうにも無理がある。それは十五人制でもぱっとしない球団こそが陥りがちなことではあるのですが……

女子日本代表は明らかに戦術の前提条件を理解していなかったチームでした。でも、そんなことはこれから理解してゆけばよい。この大会で得たものはきっと少なくはないであろう。(格式から言っても、他チームとのバランス上、選択肢は限られるさ)

北側サイドスタンドのKGUキッズが彩香さ~んと声援を送る一方、バックスタンド南側22m線付近には胴間声のオヤジがいて行け真弓!とバレーボールの監督みたいな檄を飛ばす。KGUキッズもついに真弓~と声援を……こっちは呼び捨てかよ。

一方、男子は何やってんだ? 練習したくてもできない環境の女子日本代表よりしょっぱいのはなぜだ。犬不忠やト与太は七人制のゲームプランを理解できたやつだけでメンバーを組めるはずだが。

ポストシーズンであれだけ無気力なアークスはプレシーズンでも無気力ですか。この球団は何か根源的なところで間違っている。イーストを席巻してトップリーグ昇格を果たしていながら、日本選手権大会そして今大会で無気力試合というのは営業戦略上最悪の方法論ではないか。本領を発揮するのはレギュラーシーズンからとしても、前景気を煽るとかしなくていいのか。助っ人外人とか大物コーチを招聘する以前に、経営コンサルでも雇え。いつまで公社気分なんだ。

筒井多圭志とか東京めたりっくとかの金属線マンセーな連中が光ファイバ網の拡張(ラスト数yd)を止め得たのがよくわかるわ。NTT商売下手すぎ。

アヌスは……二重にダメなチームでした。セヴンズの準備がないことに加え、粗我部君がわけのわからんプレイに走る。何考えてんだこいつ。どういう意図か、ではなく、どのような規準があればそのような選択もあり得ると判断できるのか。自由とは粗我部君が考えているよりはるかに窮屈なものなのだ。

さすがのアヌスもすぐに粗我部君を引っ込めたのですが、そもそも出場させるって発想がどうかしている。ちょっと前の関東代表でも精神鑑定の必要なプレイに終始していたし、いまさら名誉挽回のチャンスを与えるひつようあるのかな。すでに結論の出ているべき選手に期待するあたりがトンデモ理論のアヌスなわけです。

ブルースは押しも押されもせぬセヴンズの強豪です。いや、七人制で強豪である/あり続けることで、十五人制でもTLに留まっていられるのだろう。十五人制での戦略については首をかしげる点もあるの(戦術レベルでは首を傾げっぱなし)のですが、七人制の強化を十五人制の強化につなげているところはナワルジャパン的だなあ。

横山ブラザーズを擁するケムズも、ブルースやナワルジャパンの路線に走ろうとしているのかな。

余談ながら、レッドスパークスはなぜ不参加だったのか。…何のために出場しているのか不思議なチームが実在することと関係しているんだろうな。

ああ、ケムズは横山ブラザーズの一角が負傷退場でノックダウン。ジャパン系で最もしょぼかった学生主体のJPN SELECT Cが準決勝でJPN SELECT Aを破り、決勝でもスピアーズを退けてプレート優勝とは……学生のポテンシャル恐るべし。学生ラグビーがどれだけ日本のラグビーを停滞させているかってことだな。

そうだ、久々に再入場が可能になったことは非常に喜ばしい。

残念な思い

まずイベントでしょう。昼休みを設けて何かイベントを予定しているとアナウンスしておきながら、南サイドスタンドのクラブハウス寄り2割くらいの選手溜まりにおいて、観客が勝手に選手と撮影ができるのだとか。それ以外の時間帯が撮影禁止ならともかく、すでにファンは自主的な交流会を実行しているわけです。選手の写真を撮ったり、選手と写真を撮ったり、選手に写真をとられたり、と。誰かに仕切ってもらわなければファンどもは選手どもと交流できないはずだという思い上がりは、主催者にはきれいさっぱり捨ててもらわねば。もともと日本のラグビーは選手とファンとの垣根が低い競技であって、ファンは勝手に選手を捕まえてサイン・握手・写真撮影その他を強要している。いまさら主催者の許認可権など誰が認めるものか。

そもそも各プールの総当たりとその後の各トーナメントの同日開催ってのが癌なんだろうけどさ、これだけ片八百長、失礼、無気力試合を各プールで見せられた挙げ句にボウルトーナメントはないだろうよ。ダルゲームはプールで十分に、十二分に堪能しました。一日限りの開催なんだから、各プール最下位はトーナメントに進めず敗退でもよかったんじゃないか。

断わっておくが、下手な球団は参加するなと言っているのではないぞ。やる気のない球団の参加に異議を唱えているのだ。

そして各トーナメント……ボウルトーナメント準決勝二試合で完全にやられた。やられましたとも。某注射横綱の引退の弁よろしく体力の衰え、気力の限界を思い知らされました。本来なら熱戦のはずのカップトーナメント準決勝のJPN SELECT B vs ブルースの延長突入が誰にも歓迎されなかったのは、残念な限りです。

各トーナメントの決勝が格式高く10分ハーフである旨アナウンスされたときの場内のため息と落胆は筆舌に尽くしがたい。あのアナウンスはデスマーチ宣言だったなあ。しかもハーフで10分も費やすに値しないチーム同士の対戦からだぜ。コイントスで勝敗を決する手間も省きたい。両者敗退でかまわないよ。

約25分の無駄な時間を費やしたのボウル決勝が終わり、もうそんな事実を忘れたいのに、ボウルの表彰式が終わるまでプレート決勝はお預けか。のけぞるしかない。

最強の勝ち組は、女子の試合だけ観て帰った人たちだ。

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©SERPODA 作成:2010-07-24