Best XV 206(表XV2006)

ベストXV

No.氏名所属次点など
1氏名所属西浦 達吉
2山本 貢ワイルドナイツ松原 裕司
3笠井 建志犬不忠山村 亮
4大野 均犬不忠
5馬屋原 誠NTT東日本うっかりバツベイ
6渡邉 泰憲犬不忠
7G. マーシュグリーンロケッツ竹山 浩史
8箕内 拓郎グリーンロケッツ土佐 誠
9池田 渉ワイルドナイツ吉田 朋生
10T. ブラウンワイルドナイツ廣瀬 俊朗
11中園 真司関東学院大学久住 辰也
12S. マクラウド犬不忠大西 将太郎
13平 浩二アヌス赤沼 源太
14遠藤 幸佑ヴェルブリッツ北川 智規
15D. マクイナリスピアーズ

噂の西浦君がなぜ次点どまりなのか? それはいいところを観ていないからです。スパークスの試合は顔ベルコとの雨中の試合だけでしたので、あまり走り回るような局面がなかったためでした。…小生の怠慢ということにしておきましょう。

HOがラインアウトのスロワーを兼ねる必然性がよくわからないので、スロワーとしての評価は切り離しました。アメリカンフットボールのKやPみたいな専門職があるわけではないのでね。松原君はスロワーとしてはまだまだ発展途上ですが、チーム内にもっとうまく投入できる選手がいるならそいつにスロワーを任せるべきです。松原君がスロワーとして未熟なのは松原君の問題ですが、松原君をスロワーとして使い続けるのはチームの問題です。猪口君はスクラム・スローイン・フィールドプレイ三拍子そろった選手ですが、フィールドプレイで笠井君に負けているので評価を下げざるを得ませんでした。こういう判断基準だと、貢君がどうしても出てきますね。忠実なプレイをしている間は彼が第一人者なんだろうな。

ジュビロは木曽君をNo.8として起用していましたが、LOで使ってほしいなあ。No.8で軽いプレイを覚えちゃうとLOができなくなっちゃうよ。

LOと言えば、久保君(ジュビロ)や佐藤君(ワイルドナイツ)はどうしたのかな。

下部リーグから馬屋原君を選出しました。トップリーグで通用するかという疑問を懐かれる向きもあるかもしれませんが、忠実にボールを追い駆け、決して疲れた顔をしないLOがトップリーグに何人いますか。常にさわやか好青年然としている点を買いました。…年齢的にも、どこかで選出しておかないと二度と選出できなくなるのでは、という要因もありますが……

第三列はこんなもんでしょう。あとはオライリー君とか木曽君、菊谷君かな。ロバートソン君(ケムズ)は孤軍奮闘でしたねえ。いや、ここから先はWorstXV向きの話題だ。

例年だとOFオンリーなのですが、池田君は今年はDFでもがんばりました。小池君はマークされた中でどれだけ自分のプレイができるかが課題です。藤戸君はとにかく怪我を治せ。村田亙君は年齢を感じませんね。オール四大学で恐縮ですが、赤沼君を左右左と2フェイクで抜き去ってのトライはよかった。

ヤコの長期離脱となるとブラウン君が当然ベストSOです。選手としてのキャリアは日本で終わらせたいという記者会見もよかったなあ。侠気を感じました。昨年度のお釜石の助っ人と同じ国の人とは思えないぞ。

その他のSOでは、レギュラーシーズン序盤のアパヌイ君もよかったなあ。仲の選手引退の穴は完璧に埋まってお釣りが来た!かに見えたのですが……スペースを見逃さず蹴り込むSOがなぜ国内では評価されないのか不思議です。「キックはボールの放棄」云々のトンデモ理論が横行している間はSOの人材難が続くのかもしれません。

レギュラーシーズン終盤からポストシーズンでは、急造SOながらアイイ君(ヴェルブリッツ)やアラティニ君(釜石)もよくラインを動かしました。しかし急造SOはダウンフィールドががら空きになっていてもキックを使いませんねえ。なぜだろう。

CTBです。犬不忠のDFシステムは異質というか、OFとDFで配置を変えるので、10・12・14を古典的なポジション名で呼ぶことの可否が問題になりそうですが。海老蔵こと向山君が故障で精彩を欠き、榎本君も影が薄かったなあ。

ちょっと平毛をほめておきます。10・12をFEとしてくくる方式を輸入した功労者の一人ですが、小生の知る限り、第二FE(つまり#12)がゲームメイクする利点を説いたのは平毛だけです。NZではこれが主流だ云々の舶来信仰とは一味違うぞ。ボールの出どころとDFライン全体を視野に収めることは、第一FEでは無理(WTBが見えない)だが、第二FEなら可能(WTBも見える)……大西将太郎君が生まれ変わったのはこれが大きいのかな。ジュビロではSOの不始末を将太郎君がリカバリーして逆に好機に変えることが一種の必勝パターン化しているようですし。

第二CTBでは、冨岡君も印象に残りました。しかし、相変わらずOFがもたつく。よくなってきてはいますが、やはりDFの人なんだろうなあ。

常識的には攻守に活躍した赤沼君を選ぶべきなのですが、平君のスピード感に惚れました。ワイルドナイツをあまり観られなかったので霜村君や山内についてはどうにも判断材料が足りません。古巣の第二CTBに戻った吉田英之君もがんばっていましたね。

WTBについて、ここで「山内!」と叫べないことでどれだけこの企画が苦しくなったことか。責任取れこの野郎。責任を取って、来年度は地球人類にはちょっと無理っぽい状況からトライを獲りやがれ。

KO時にOF側から見て22m線手前付近にはNo.8が布陣していますが、そこに真っ先に突っ込み続けたWTBがいます。金和則君(72kg)です。昨年から二年連続でLOの仕事をしていました。藤島大氏がオト君(95kg)を評して「オープンサイドFLがもうひとりいる」と語っていましたが、金君はLO以上にLOです。そのときお釜石のLOが何をしていたかは聞くな(ベストXVな話題ではない)。

オト君がオープンFLなら、No.8と呼べるのが遠藤幸佑君です。ラックをめくりまくってたなあ。いや、高校時代はNo.8か。

左WTBで選出の中園君は、SOがもう少し知能が高ければトライ数が激増したと思われます。ブラインドのWTBへ10→11一辺倒なら誰でもケアしますって。あのSOの浅知恵三昧という劣悪な環境でリーグ戦トライ王なのですから、決定力は推して知るべし。…あのSOだから相手チームがなめてかかってくれたのかもしれませんけどね。

三宅君や窪田君はもうちょっと観たかったなあ。残念だなあ。

FBは正一位マクイナリ大明神の独壇場でした。

他のFBでは立川君がよかったのですが、安っぽい挑発に安っぽく反応する習性はいただけません。P.ミラー君は九電に移ったのか。高君(ビッグブルー)も印象に残りましたが、高君を経ないとラインが動かないのならFBとしての起用は大失敗ということです。高橋修明君(ブルーシャークス)も同様です。

FBがゲームメイカーとなるのは前述の平毛理論の変形と見ることも可能ですが、FEに比べてFBが有利そうな点はセットプレイでとりあえずフリー(もしくはフリー同様)ということくらいでしょうか。あまり利点を感じません。これについて何か戦術的な構想を述べたものがあるのかどうかも知りません。まあ、当たればしたり顔で大風呂敷を広げるつもりだった人ならいるんでしょうけれどね。

P.ミラー君(九州電力)も久々に観ました。うん。この程度はやってもらわないとね。

その他の各賞

プレイヤー・オブ・ザ・イヤー: S. マクラウド君(犬不忠)
ここぞと言う場面には必ず顔を出し、それでいてその場の主役をきちんと立てているという名脇役ぶりに惚れました。
最優秀チーム: 犬不忠
レギュラーシーズン一位と二つのカップ戦優勝。
最も将来性のある選手: 廣瀬 俊朗君(犬不忠)
久々の使える国産SO。しかし、これがあの「ヘタレの廣瀬」の成れの果てかぁ。なんだか白濱選手がブレイクしたとき同様、授業をサボって屋上で昼寝していた劣等生仲間の一人が実は秀才クンだったみたいなさみしさも感じます。
ルーキー・オブ・ザ・イヤー: 北川 智規君(ワイルドナイツ)
トップリーグ初の日本人トライ王。
実は監督一年めということで清宮克幸氏も候補にしていたのですが、後述の理由により不適格としました。
年間ベストバウト: 犬不忠 ワイルドナイツ(2007-01-14)
この試合のワイルドナイツは犬不忠でなければどのチームであっても完膚なきまでに叩きのめせる内容でした。
一時期DFに変調が見られた犬不忠ですが、この試合で不安を一掃しました。
ベストトライ: うっかりバツベイ君・MS杯決勝後半46分
アヌスに事実上の引導を渡したトライ。平君だったかのトライを阻止したタックルが高くてシンビンを食らい、自ら逆転勝利をもぎとるトライを挙げたこともポイントです。プロレス界にはこんなシナリオ書けるやついないな。
ベスト主将: 冨岡 鉄平君
昨年度の日本選手権以来、冨岡関連株が急騰中です。薫田株も連れ高ですねえ。今季はレフェリーを呼びつけることがなかった(少なくとも生観戦では)ことも好印象です。うん、ちゃんと揉み手しながら寄っていった。
冗談はさておき、ご尊父の言いつけをきちんと実行したんだよね。
ベストレフェリー: 平林 泰三氏(ピザーラ)
ひょっとするとレフェリーの能力は九割方走力にかかっているんじゃないだろうか。誰とは言いませんが、T口Kずひと氏は走れなくなってからでたらめな笛が増えてきました。来季も平林氏に期待するところ大です。
ベストフレーズ: 「自分の役割をまっとうしろ」(冨岡鉄平君のご尊父・吉隆氏)
長男を追い返したのが最後の会話だもんなあ。自らも勝負の世界に生き、そして勝負の世界に進んだご子息を持った快男児として生涯を終えたわけです。なかなかできることではありません。
敢闘賞: 増保輝則氏と顔ベルコ
あの戦力でよく6位に食い込めたものです。
殊勲賞: 聯想集団ビッグブルー
フルタイム直前のPGでラガッツに勝ち自動降格を免れ、フルタイム直前のトライでライナーズに引き分けて残留決定。
ライナーズの昇格を阻止したことも大きいですよ。花園を所有する近鉄に対する配慮から、協会は何らかの形でライナーズの全国リーグ参入を実現させるはずです。現行トップリーグの単純な拡大は難しいでしょうから、各8チームか各10チームでT1・T2ということになるのかな。仮に10チームずつとすると、トップチャレンジの6チーム+自動降格2チーム+入替戦2チームとなるでしょう。2部の全国リーグ創設に向けて、ライナーズと花園は大きな武器です。
技能賞: 櫻谷勉君(日本選手権・ジュビロ戦の先制トライ)
ノックオン扱いされても誰も文句を言わない/言えないトライでした。レフェリー谷口かずひと氏がタッチジャッジに確認してトライを宣言したあたりも好アシストでした。

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©SERPODA 作成:2007-03-22