BS vs 釜石SW (2006-11-12)

トップイーストリーグ11

ref. 工藤 隆太氏(関東協会)

in 盛岡南

出場選手

BlueSharksNo.釜石SeaWaves
氏名R/S氏名R/S
馬場 崇行1武藤 恵介→S16
小島 潤一2小野寺 政人→S17
川嶋 秀和→S163久保 貴幸
出牛 衛4三浦 健博
中西 孝之5保坂 豪→S22
弘中 孝史6京野 和也→R18
山田 隆司7S. アフェアキ→S19
松本 幸雄8三浦 智拓
青田 知朗→S199八重樫 俊介
高橋 修明10細川 進→S21
海老原 康広11藤原 誠
関 哲史→S2012P. アラティニ
瀧川 広一13津しお 俊一
浦部 大輔14津田 康太
松田 耕記15篠原 洋介
杉浦 輝明16長沼 英幸
中村 孝之17松井 康輔
花谷 有18及川 浩樹
佐藤 新之助19チビ太
吉見 明浩20向井 陽
外村 政貴21森 闘志也
村杉 徐司22佐野 竜介

得点経過

    BS    0          5     8                                8
                     T     P        S
1st Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4---   SCORE
             G                T     S
    SW    0  7               12                            12
    BS    8           15                  20               20
                       G                   T
2nd Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ SCORE
                            S       T          T  G
    SW   12                        17         22 29        29
前半00分 BS 0‐0 SW
BS KO、北へ。#9青田君。
前半03分 BS 0‐7 SW
SW T、#7アフェアキ君。スクラムから展開し#13津しお君→#15篠原君、内へ返してアフェアキ君のトライ。篠原君の外には#14津田君がきちんとついている。
G正面10m成功、#12アラティニ君。
前半07分 BS 0‐7 SW
津田君、セービングとその後のもみくちゃの最中にギョクを打つ。
これは「濃縮された生理痛」なんだそうです。
前半10分 BS 0‐7 SW
BSスクラムをSWがターンオーバー、次のラックでBSがターンオーバー。
前半11分 BS 5‐7 SW
BS犬モール10m成功。トライスコアラーは#5中西君らしい。
G右20m失敗、青田君。
前半13分 BS 5‐7 SW
承前、SWのKOが風に乗って伸び過ぎダイレクトタッチ。津しお君。
前半15分 BS 5‐7 SW
SW#10細川君、BS#14浦部君の裏へ蹴り込む。風に乗って伸び過ぎダイレクトタッチ。
前半17分 BS 8‐7 SW
BS PG右中間16m成功、青田君。
前半19分 BS 8‐7 SW
BSスクラムをSWがターンオーバー。
前半20分 BS 8‐12 SW
承前。SW T、#11誠君。FWが攻めて細川君からブラインドの誠君へ。
G左22m失敗、アラティニ君。
前半26分 BS 8‐12 SW
アフェアキ君、BS#8松本君、仲良くシンビン。SW陣ゴール前でのアフェアキ君のボールキリングに対して松本君が私的制裁に及んだ模様。
バックスタンド側タッチジャッジ(沢田氏?)の告発による。SWのPKでリスタート。
前半28分 BS 8‐12 SW
承前。SWのBK攻撃、Goal at 7の篠原君のノックオンをBSがアドバンテージを利用して反撃し、SW陣22m線まで戻す。
PKの意味がないと憤るべきか、PKをもらっていなければ失トライだったと胸をなでおろすべきか。
前半36分 BS 8‐12 SW
BS陣22m線付近でのPKでSWはスクラムを選択する。細川君が絡まれ蹴り込まれる。
前半37分 BS 8‐12 SW
承前。SW#9八重樫君がよく戻り、自陣22m区域内でボールを確保。サポートのアラティニ君がつないで四人抜きの快走! 敵陣に入る。
前半38分 BS 8‐12 SW
承前。SW左展開。誠君が意味なく外の津しお君にパス、津しお君はタッチに詰まり苦し紛れにリターン。誠君の反応が悪くノックオン。
このわずか五秒たらずの間に誠君は二つの怠慢プレイ; まずDFを減らす努力を放棄して漫然と外へパスしたこと、そして当然の帰結としてタッチに詰まった津しお君が内へ返してくるという可能性を考えなかったこと。
前半43分 BS 8‐12 SW
ハーフタイム。
後半00分 BS 8‐12 SW
BS入替: #3川嶋秀和君→#16杉浦輝明君、#12関哲史君→#20吉見明浩君。#10高橋修明君がFB、SOは吉見君。
SW入替: #1武藤恵介君→#16長沼英幸君、#2小野寺政人君→#17松井康輔君。
後半03分 BS 8‐12 SW
SW#3久保君、及び腰タックルで松本君にゲインを許す。
後半05分 BS 8‐12 SW
SW入替: #10細川君→#21森闘志也君。アラティニ君がSO、津しお君が第一CTB、闘志也君が第二CTB。
後半13分 BS 15‐12 SW
BS犬モール18m成功、トライスコアラーは中西君の模様。二回のコラプシングにもめげず押し切る。
G左22m成功、青田君。ナイスゴール!
SW入替: #5保坂豪君→#22佐野竜介君、#7S.アフェアキ君→#19チビ太君。#8三浦智拓君がLO、佐野君がFL、チビ太君がNo.8。
後半18分 BS 15‐12 SW
チビ太君シンビン。チビ太君は首をひねりながら退く。何かあったのか?
これもバックスタンド側タッチジャッジ(布施氏?)の告発による。誰かを踏んだということですが、一発シンビンになるような悪質なプレイがあったかなあ。後半13分のコラプシングを見逃しているだけに布施氏の言いがかりっぽいぞ。
後半23分 BS 15‐12 SW
SW一時交代: #11藤原誠君→#20向井陽君。
おっと誰か倒れている。SW交代: #6京野和也君→#18及川浩樹君。
後半26分 BS 15‐17 SW
SW一時交代終了: #20向井陽君→#11藤原誠君。
SW T、#4三浦健博君。ラックのターンオーバーから右展開。
G右中間23m失敗、アラティニ君。
後半29分 BS 15‐17 SW
BS入替: #9青田知朗君→#19佐藤新之助君。
後半33分 BS 20‐17 SW
BS T、#11海老原君。左展開、#20吉見君をポストにしての高橋修明君のループから余っていた海老原君が津田君の外を破る。篠原君の長駆も及ばず。
G左スミ22m失敗、高橋修明君。
後半34分 BS 20‐17 SW
承前。SW KO、篠原君。
後半37分 BS 20‐22 SW
SW T、チビ太君。犬からロールオフ。
G左中間22m失敗、津しお君。
後半40分 BS 20‐29 SW
SW T、アラティニ君。チビ太君のサイドアタックが抜けてアラティニ君へ。
G正面12m成功、津しお君。
後半42分 BS 20‐29 SW
闘志也君の好タックル! 相手を倒したときにはすでにボールを手中に収めている。
後半45分 BS 20‐29 SW
フルタイム。

雑感

タカユキがたくさんいる試合だなあ。

豪華弁当とチェイス

ブルーシャークスサポーターはまたしても豪華弁当でした。

思い起こせば2001年度ポストシーズンの名取、ブルーシャークスは業者の車を会場に乗り付けさせてカツサンドをサポーターに配っていました。釜石は会場の地図をサイトに紹介しただけで、サポーターは食事を求めて右往左往するばかりでした。そのとき思いましたよ、シーウェイブスは発足こそ先んじたが、成熟度はブルーシャークスがリードしているなあと。

永田洋光氏の『鉄人たちの雌伏』ではチームの稚拙さが描写されていましたが、なーに、球団も稚拙だったのさ。

球団の体質とチームの体質はそれほど変わりません。そんなに変わるわけがありません。

たとえば風上の戦術として相手の裏に、ダウンフィールド深く蹴り込むということで話がまとまったとします。釜石ではそこから先に話が進まない。釜石#10細川君が左奥に蹴り込んでも、左WTB誠君はオンサイドの位置なのにボールがバウンドするまでつっ立って眺めていました。ブルーシャークス#10高橋修明君がFBに回って同じことをしたとき、左WTB海老原君はまずオンサイドになる努力をしてから追走し、ボールに絡んでいます。もちろん高橋修明君もより多くの味方をオンサイドにする努力をしました。

この違いは何だろう。ブルーシャークスではあるアイディアに対し、どういう準備が必要か、どういった状況が生まれるかという二次的なアイディアが派生する風土なんですね。対するに釜石は「そうですか」で終わってしまう。ブルーシャークスはキックで生まれる状況で何ができるか何が必要かを理解していましたよ。彼らにできて釜石にできない理由があるのだろうか。

ブルーシャークス

「力の差」「地力の差」を敗戦の弁に挙げる指揮官は少なくありません。しかし、それらは戦力の絶対的な差ではなく、有機的に結合させることに失敗した結果でしかないことが多いものです。また、戦前から予想できた不利であるなら、それを覆すなり差を詰める努力をしなければいけないのではないか。その上で敗れたとしても、自らの努力を否定するような発言はチームの士気をより損ねるのでないか。

こうした凡百のチームとブルーシャークスが一線を画すのは、まさに現有戦力でいかに勝つかを考え抜いたチームであるということです。開始3分でブルーシャークスDFを崩してのトライを獲ったことにより、釜石サポーターの中にはブルーシャークスを見くびって鎧袖一触を当然視する人が少なからずいたよ。しかしブルーシャークスはシーソーゲームに持ち込みました。やはり全員が次に何をすべきか心得ているチームはしぶとい。

チームの戦力を客観的に比較すれば、この試合は釜石が相当の優位に立っていたはずです。しかしシーソーゲームになったのは、駒落ちの将棋が熱戦になるのと変わらない事情です。戦力で優位にあってもそれを活かせなかったり重大な錯誤があれば勝敗の行方はわからなくなります。実際、組織vs組織という局面ではほとんどの場面で優位に立てたわけですし、止められなかったのはチビ太君だけだったし。尊敬に値する勇戦でした。

心残りがあるとすれば、試合終盤で高橋修明君のDGを観たかったなあ。

シーウェイブス

いやあ、しお村政しお君がいないだけでこれだけ安定するとはなあ。

はっきり言えば、細川君だって安心して観ていられるようなSOではありません。それでも比較の対象がしお村政しお君だということと、他人任せにしないという姿勢が見えたことで合格点としておきましょう。まあ赤点ではないわな。

細川君のよかったプレイとしては、二次以降のDFで密集からはじき出されたFWを自分と密集の間に入れてラインDFを布いたことかな。以前は「外へ行け」でDFラインの形成に無用の時間をかけていましたけどね。生きている限り成長の機会があるということです。

地味なところでは、自分の対面とその外側のスペースを意識し続けていた津田君の功績も大きいと思います。一回それを怠ったら外に振り切られて失トライというお笑いな一幕もありましたが、エラーらしいエラーはこれだけだったんじゃないかな。将棋で言えば香車と桂馬が動かずにいたおかげで端を破られずに済んだというところでしょうか。

ぬるぽ王子はやはりぬるかった。上記参照のこと。

この試合では二回三枚のイエローカードが出ました。前半のは喧嘩両成敗で日本人には受け入れやすいところ(#7アフェアキ君にとってはどうか知りませんが)でしたが、後半のはありゃあ何だろう。タッチジャッジが布施氏みたいですから言いがかりっぽいぞ。チビ太君は納得しがたい表情で退きました。

もしかすると、釜石が本気で集中したのはチビ太君が戻るまでの10分間だけだったかもしれません。この10分間が特別な時間帯ではなく、平均的なものであれば、「釜石のリーグ一位通過なるか」がテーマになっているでしょう。

立ち上がり簡単にトライを獲ったことでサポーターの間にはちょろい相手だという雰囲気が広がったのですが、どうしてどうして、ゲームの理解という点では彼我の差は大きかったなあ。

この試合がどうも思うようにならずフラストレーションを溜めた方々も少なくないと拝察しますが、相手にも相手なりの都合や段取りや思惑があります。こちらの都合を相手方が丸呑みしてくれるかどうかご再考お願いしますよ。いくらチームが何か面白くないことがあるとすぐ無気力試合に走るようなお子ちゃまでも、サポーターまでお子ちゃまになってどうするんだろう。ブルーシャークスの勇戦を釜石が横河に、相模原に、NTTに対して示していればといういらだちなら大いに意を同じくするものですが、単に相手を見下してのものなら猛省を促したい。

試合後、無料送迎バスに間に合わなかったとの声が少なからずありました。会場発は14:50(と16:00)ですが、キックオフが13:00ですから、インジュアリータイムがないとしても14:30まで試合は終わらないので、最大20分の余裕しかないことになります。この20分から延長分、トイレ、選手とそして友人知人との挨拶などサポーターとしてのクールダウン作業を除いた分が正味の移動時間となるわけで……間に合わない人も出るわなあ。せっかくの企画ですが、使い勝手が悪ければ誰も利用しません。サポーターの生態とかスポーツ観戦の文化とかをご存知のはずの人が関わっているだろう企画なのですから、もうちょっと上手くできなかったかなあ。もちろんバス会社の都合や段取りもあるでしょうが。

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©SERPODA 作成:2006-11-16