日本代表 vs イタリア代表 (2006-06-11)

「共に戦え。」は「サポーターも、選手と」が省略されていると思ったら「選手も、サポーターと」だったんだなあ。サポーターは戦う姿勢を示したと思いますが、選手どもは戦っていない。

前座 YAMATO 17‐17 SOUL

楽しい試みだったと思います。これからナショナルチームの試合の前座の定番になるといいなあ。

驚いたのは開始直前のメンバー紹介のときの有賀君への大声援です。サンゴリアヌス入団前なら偏差値野次しか飛ばさなかったような下品な連中までも声援を送ってやがる。うわあキモいなあ。

試合は……日本の大学は百害あって一益なしということがよくわかりました。

最悪だったのは#20失富君です。SHとしてはポイントから逃げまくり、FBに回されてからは寄らば大樹の陰とばかりにDFラインに混じりたがる。京都ラグビー祭とやらでナショナルチームから逃亡した選手をよくもまあ選んだものだ。ともあれ選ばれたなら汚名を返上するようなプレイが最低限のノルマですが、SHとしてもFBとしても機能するどころか職責を果たしてさえいない。なにも吉田朋生君や有賀君に匹敵するプレイをしろとは言わないし、それほど能力もないことは承知していますが、やる気のかけらも見せなかったのは言語道断です。

そんな失富君に声援を送る連中がいました。虫ほどの分別もない連中ではありますが、失富君はその声援にすら応えられませんでした。

後半、SOULのゴール時に#10曽我部君がチャージに飛び出していましたが、あれは早すぎます。#15リチャーズ君がボールをセットして下がりつつあるときに走り出していました。花試合だからリチャーズ君も付き合ってあわててみせてくれたし、レフェリー岩下氏も見逃してくれました。試合中からノーサイドの精神ですよ、ぎゃはははは。惜しむらくは、左中間のイージーゴールを外した曽我部君の照れ隠しに始めたことだということでしょうか。最初からやっておけば男を上げただろうなあ。

ちなみに、ガチの試合で適用される競技規則に拠れば、チャージに飛び出せるのはキッカーが助走を始めるや否や。曽我部君のタイミングで飛び出せばチャージ禁止で蹴り直しになります。こんな試合で野暮な笛を吹くレフェリーもいないでしょうが、好プレイと勘違いしてもらっちゃ困る。ワセボールではどういう規定になっているのかな。

和田の選手が事件を起こせば「前途ある学生の将来を閉ざすな」的なやぶ睨み擁護論が幅を利かせるのが常ですが、それは2Tの活躍を見せたSOUL#14クリスチャン君にこそふさわしいと愚考します。

吉田朋生君と有賀君はジャパンのフル代表に選ばれてほしかったなあ。

日本代表 6‐52 イタリア代表

ゴルフの打数くらいの失点かと予想していましたが、-20で回れたのは素晴らしいと思います。得点はバーディ数でしょうねえ。イーグルやアルバトロスがほかに何回かなければ20アンダーは無理ですから。

イタリア代表が親善試合に早めに切り替えてくれたためにこの程度の点差で済みました。

#7浅野君は相変わらずどうしようもない選手だなあ。FLの仕事をすべて#11オト君に肩代わりしていただいた挙げ句、後半途中で#19菊谷君に代えられてしまいました。誰だこんな選手を選んだのは。誰だこんな選手を主将に据えたのは。

浅野君の交代は使えないからではなく負傷だそうです。どこで負傷したのかなあ。浅野君が負傷するくらいですから、同じく消極的なプレイに終始してた超高校級もあわや負傷というギリギリのところだったわけだ。負傷の危険がなかったのは前座の失富君くらいのものか。

PKを得て池田君がボールを持っているのに、どこか遠い所に出かけていた浅野君の帰還を待ってリスタートをするのは何とかなりませんか。池田君は状況判断の悪い選手ではないし、いやクイックで仕掛けることに長けた選手です。せっかくの好機にボールから遠く離れている(しかもあまり急ぐ風情ではない)浅野君の判断を待たねばならないというのはどうにも納得できません。しかも浅野君は直前の攻防で遅れたのではなく、無意味にずるずる離れていっただけなんですが。

確かエリサルド氏はSH主将説を唱えていたと記憶しております。SHでなくても主将でなくてもいい、ボール近辺に常時いそうな選手が(もちろん機を見て)PK・FKからの速攻を試みるような取り決めはできないものか。リメインを誘って10m前進してのPK・FKの仕切り直しを狙うのはかなり有利な試みだと思います。…浅野君が主将を張っているおかげでこうしたオプションまで潰れてしまいました。

スクラムはやはり弱い。でもジャパンのスクラムが強くて諸外国をスクラムで切り崩すのを前提とした戦術を採用してきた歴史などありません。一時期対等に組めそうな予感があったぐらいのものです。スクラムでこてんぱんにやられるのは織り込んでおかなければならない事象でしょうよ。むしろBKにボールを供給したとき何のオプションもないことが問題です。FEども、個人練習の時間を割いてスクラム練習に参加してみろ。魔法の壷があってそこからボールがいくらでも供給できるとでも小児的に思っているのか。

いや、プレッシャーのかかったボールばかり供給されてはそりゃあ困るでしょう。同情に耐えないことではありますが、それがジャパンに課せられた条件です。気にいらないからといって明日からなくなるものではありません。泣き言を言うより立ち向かうことを考えてみてはどうでしょうか。

そう考えると、ジャパンはどういう準備をしてきたのか理解に苦しみます。エリサルド氏は必ずしも日本の気候風土に知悉していないでしょうが、太田氏も浅野君もそして将太郎君も超高校級もわかっていなきゃおかしいくらいです。そう、雨なんて理由になりません。いや、雨を前提としたゲームプランがなかった、少なくともそう見られた時点でジャパンは何の準備もなく試合に臨んだと判断されても仕方ないでしょう。

フロントローがどうのと言う以前に、FE陣が攻守にわたって機能しなかったことがより大きな敗因と愚考します。将太郎君はSOとしてはトップリーグでも苦しいレベルだというのは周知の事実ですし、好き放題やれたアラビアンガルフ戦以外で超高校級の積極的なプレイを観た記憶もないなあ。この二人ははっきり人選ミスです。

SOについてはかえすがえすもブランビーズスタイルが蔓延した数年間が惜しまれます。ダウンフィールドを攻略する話がいつのまにかラインのギャップを探すとか創ることにスケールダウンされてしまいました。その反動で闇雲なキックが歓迎された短い時代を経て、現在は完全に方向性を見失っています。高校が中原に鹿を逐うところから始めてナショナルチームに選手が供給されるまで何年かかるかなあ……そのときまでラグビー競技が存続しているんだろうか。

水野君のFBは五郎丸君並みに不安だらけです。武井君もまだまだ物足りないし、立川君の故障と有賀君の不選出で機能不全のポジションです。三宅君を追加招集するならあらかじめ選んでおけって。水野君はWTB以外では通用する可能性はまったくないでしょう。むしろ山内を選んだ方が何かと面白そうではあります。

お釜石塩ウェイブスについてその試合の意味を考えろと言い続けていますが、エリサルドジャポンについても同様です。秩父宮でのテストマッチを新人・若手のトライアウトに使ってしまうあたりが信じられません。そんなのはA代表でやれ。フル代表の試合は国内最高のコンテンツでなければならないという理想、ナショナルチームの活躍以上に競技の振興と普及に有用な宣伝はないという事実を首脳陣は自覚してほしい。…電通はこれぐらいのことも考えないのかな?

試合後、バックスタンドに挨拶に行った選手にバックスタンドのファンがブーイングを浴びせていたのは画期的でした。それでもまだ無気力試合に拍手しているバカもいるわけですが。

ハーフタイムショウ

平原綾香? 喉をぎゅっと締めて発声する人ね。スポーツの現場にはおよそふさわしくない歌い手だということはトリノ冬季オリンピックでいやというほど実感しました。彼女の声には閉塞感しか感じないぞ。トリノの惨敗も彼女のせいだと言ったら言いすぎでしょうか。そうですね、言いすぎです。序盤に玉砕したヒップホップ勢もいますから。

そして秩父宮です。……。相変わらず爽快感とか開放感とかまったくない声だよなあ。薄暗い酒場で果たされなかった約束とか潰えた野望とかを噛み締めながら飲むにはふさわしいでしょうが、試合前とかハーフタイムではテンション下がっちゃうよ。実際下がりました。「アカクソマレ。」の現場に青一色で来るか? 誰か事前に教えてあげなかったのか? メロディラインの途中でファルセットからいきなりオクターブ下げたとき、オクターブのユニゾンが聞こえるのはなぜだ? マイナスワンでも口パクでもないのか。自分の声域も把握しない選曲って素人のカラオケだぞ。痛い。

試合はもっと痛かったから彼女の面目は保たれました。……。平原綾香が絡むと惨敗という負のジンクスがあるようです……

犬不忠がプロモーションビデオでも使っている合田裕子さんみたいなアニメ系がむしろスポーツには合うと思います。あるいはせっかくオペラ歌手ダニオ・ポニッスィを呼んでいたのですから『椿姫』の「乾杯の歌」を歌ってもらって、観客は宝焼酎を飲むとかさ。電通ダメだな。

イタリアの国歌は君が代より数段難しい曲だということを知ったのが唯一の収獲でした。

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©SERPODA 作成:2006-06-18