明治大学vsお釜石塩ウェイブス (2005-06-26)

IBC杯

ref. 磯部 隆宏氏(関東協会)

in 盛岡南

出場選手

明治大学No.お釜石塩ウェイブス
氏名R/S氏名R/S
斉藤 芳1浅田 哲哉
上野 隆太→S172松井 康輔→S16
川嶋 雄亮→S163下山 信吾→S17
杉本 晃一→S184三浦 健博
濱崎 雄介→S195保坂 豪
趙 顕徳6佐野 竜介→S22
山本 紘史→S207向井 陽→R18
西田 翔→S7(リエントリー)8三浦 智拓
茂木 大介→S219池村 章宏→S20
斉藤 玄樹→S2210H. テイラー
松本 憲和→S2411金 和則→S14(リエントリー)
高野 彬夫12細川 進→S21
黒木 孝太→S2313西田 登喜
濱島 悠輔14I. タニブラ→S19
河津 周平15スター金丸
土田 貴弘16重枝 孝二
徳永 裕太17武藤 恵介
雨宮 俊介18岡崎 英二
田中 渓介19木立 博臣
日和佐 豊20八重樫 俊介→S9(リエントリー)
塩谷 浩司21藤原 誠
平賀 隆介22京野 和也
笠原 誠23
内田 賢吾24

得点経過

明治大学  0      7     14            21                    21
                 G      G             G
1st Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4-     SCORE
              G   T        G              T
 お釜石   0   7  12       19             24                24
明治大学 21               26    31     38                  38
                           T     T      G
2nd Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4--    SCORE
            G                              T
 お釜石  24 31                            36               36
前半00分 明治 0‐0 お釜石
明治KO、北へ。
前半02分 明治 0‐0 お釜石
お釜石ボールの1stスクラム、明治に押し込まれ辛うじてキープ。
前半04分 明治 0‐7 お釜石
お釜石#10テイラー君のグラバーをインゴールで押さえるはずの明治#15河津君がノックオン。そのスクラムから二次攻撃でお釜石#14タニブラ君の個人技T。
左中間22mG成功、#10テイラー君。
前半07分 明治 7‐7 お釜石
お釜石ブラインドWTB#11金君が密集に巻き込まれた隙に明治#10斉藤玄樹君が裏にグラバー、#11渡辺君T。
左22mG成功、#10斉藤玄樹君。
前半08分 明治 7‐12 お釜石
お釜石タニブラ君の個人技トライ。
右22mG失敗、テイラー君。
前半12分 明治 14‐12 お釜石
金君のタックル後薄くなったDFを破られる。#6趙君T。お釜石のNo.8・HB団は戻れ!
正面11mG成功、斉藤玄樹君。
前半17分 明治 14‐19 お釜石
お釜石テイラー君、Goal at 10を個人技+力技でT。
右中間20mG成功、テイラー君。
前半20~22分 明治 14‐19 お釜石
お釜石の「ハンド」連続。不可解な笛。明治も戸惑う。
前半22分 明治 14‐19 お釜石
明治、Goal at 9のPKでスクラム選択。
その攻防でお釜石#7向井君の顔面骨折を巡り揉める。こういうときはたいてい西田君が殴られているとご理解ください。
前半25分 明治 14‐19 お釜石
お釜石交替: #7向井君→#18岡崎君。
タンカの到着が遅れ、やっと向井君を救出できた。
前半26分 明治 14‐19 お釜石
斉藤玄樹君のグラバーをテイラー君がインゴールで押さえる。金君も戻っていた。
前半28分 明治 21‐19 お釜石
明治の自陣スクラムからサイドアタック。岡崎君が抜かれ大きくゲインを許し、金君がタックルで潰すもつながれ#8宇佐美君T。
右スミ24mG成功、斉藤玄樹君。
前半32分 明治 21‐24 お釜石
お釜石#12細川君がこらえてハイタックル誘発、PKから速攻で#9池村君T。
左中間22mG失敗、テイラー君。
結果論ながら、この比較的イージーな位置からのG失敗をお釜石はついに取り戻せなかった。
前半34分 明治 21‐24 お釜石
明治ラインアウトからの連続OFで抜け出す。#15スター金丸が止める。
お釜石交替: #12細川君(本日好調)→#21藤原誠君(NZ帰り)。
前半38分 明治 21‐24 お釜石
明治カウンターで右辺突破、金君が止めるもノットロールアウェイ。Goal at 6。
前半39分 明治 21‐24 お釜石
承前。明治、金君が上がったウラにキック、惜しくもタッチインゴールを割る。
前半40分 明治 21‐24 お釜石
承前。そのスクラムを明治がホイールして明治ボールで再スクラム。
前半41分 明治 21‐24 お釜石
ハーフタイム。
後半00分 明治 21‐24 お釜石
明治入替: 
お釜石入替: #2松井君→#16重枝君、#3下山君→#17武藤君、#14タニブラ君→#19木立君。
後半02分 明治 21‐31 お釜石
釜石T、テイラー君。誠君のタテを起点。
正面15mG成功、テイラー君。
後半07分 明治 21‐31 お釜石
金君のクイックスローインからスター金丸が快走、ラックを金君がスイープして岡崎君が抜け重枝君へのパスがスローフォワード。
名前の出ていない選手はこのOFに絡んでいませんから。
後半13分 明治 21‐31 お釜石
釜石入替: #6佐野君→#22京野君。
後半16分 明治 21‐31 お釜石
お釜石スクラムを明治がホイール、明治ボールで再スクラム。
後半17分 明治 26‐31 お釜石
承前。明治スクラムから連続OF、斉藤玄樹君からブラインドの渡辺君T。
左22mG失敗、斉藤玄樹君。
後半23分 明治 31‐31 お釜石
斉藤玄樹君が金君のウラへパント、#14濱島君T。
右中間21mG失敗、斉藤玄樹君。
後半25分 明治 31‐31 お釜石
お釜石入替: #11金君→#14タニブラ君(リエントリー)。
金君不満げに退く。おやおや、この2失Tは金君の怠慢と判断されたわけですか。
後半28分 明治 31‐31 お釜石
斉藤玄樹君、誰もいないお釜石DFウラへ蹴り込む。#20八重樫君、よく戻ってG下で蹴り出すがミスキック、Goal at 3でタッチ。
後半30分 明治 38‐31 お釜石
明治の犬モールT。
左21mG成功、斉藤玄樹君。
明治入替: #10斉藤玄樹君→
お釜石入替: #20八重樫君→#9池村君(リエントリー)。
またもや見当外れなお釜石の懲罰人事。
後半33分 明治 38‐36 お釜石
釜石ラインアウトからテイラー君が抜け、G下ラックから池村君が大きく右へ。#19木立君T。
右22mG失敗、テイラー君。
ラインアウトの直前、明治オヤジから「釜石にトライの獲り方を教えてやれ!」の野次が飛ぶ。オヤジは失言に頭をかいて周囲に謝る。
後半38分 明治 38‐36 お釜石
テイラー君、自陣インゴールから単独ラン選択。ゴールラインに達せず潰されキャリーバック。
後半42分 明治 38‐36 お釜石
タニブラ君のキックを明治インゴールで明治#21塩谷君が先に確保、蹴り出してフルタイム。

観戦記

明治大学

小村コーチを解任した成果か今季好調と伝えられる明治が(点差はともかく)内容で圧倒しました。6Tすべてが組織的なもので、理詰めに崩し、忠実なプレイでとどめを刺したことは評価できます。セットプレイも安定しており、とりわけスクラムはお釜石にコラプシングすら許さないほどコントロールしていました。

MVPはSO斉藤玄樹君です。対面の元オールブラックに格の違いを見せつけました。元オールブラックよりもグラウンド全体が見えていたし、元オールブラックよりもDFに走っていたし、元オールブラックよりもキックの精度が高かったのですから。

お釜石塩ウェイブス

まずセットプレイの練習をまったくと言ってよいほどしていないお釜石がセットプレイを完膚なきまでに叩き潰されました。さらに、かなり時間を割いて練習しているはずのラインDFでも人数が一緒なら明治を止められないということも明らかになりました。

一般にはスクラムの無残な弱さとラインアウトの精度の低さで敗けたという分析がなされているようですが、それより致命的だったのは一次のDFが突破されてからのカバーDFがまったくの未整備であることです。第二CTBの外にエクストラマンが走り込んで抜かれているのに内側からカバーに駆けつける人がいない! 事実上のFB金君と名目上のFBスター金丸の二枚しかないところに走ってくるのは明治のサポートランナーばかりでは、どうやってトライを防げるんだろう。遅くともハーフタイムには修正してくるかなと思ったのですが、やはり無修正でした。

お釜石の得失トライを見ると、得トライは外人選手の個人技、失トライは金君不在の局面を作られてのものという傾向が読み取れます。つまり、DFで役に立っているのは一人だけということだ! お釜石のOFはリサイクルを繰り返すたびにラインが短くなってゆくのですが、明治は密集に人数をかけず、それでいてターンオーバーもしています。立っている選手の数は圧倒的に明治が多い。これではお釜石にはバックフィールドをカバーする余裕がなく、明治が好きなだけ蹴り込めます。斉藤玄樹君との知恵比べで後手に回った件については金君に反省してもらわなければ仕方がない(酷ですが)。しかし、チームの誰にも(当然BKコーチなどにも!)金君を責める資格はない。

その金君が退くとき(後半25分)の様子ですが、キング=カズが引導を渡された試合の「えっオレ? オレかよ!」そのまんまで笑えたなあ。この交替でお釜石はBKにDFをする人が誰もいなくなり、バックスリーには自陣から一気にトライできるランナーがそろったわけです。なるほど「リスクチャレンジ」ってやつですかあ。

後半30分の失トライは犬モールでBKとりわけバックスリーは関係なく、後半33分に木立君のトライがあり、この賭けに勝ったかのように見えます。実は明治のポカなんですけどね。お釜石がピリッとしないのはランナーの決定力云々ではなく、トライが狙える局面を作れないことに原因があります。めくられるFW、仕切れないHB、スペースが見えていないFE陣、ハンドリングの不安定なCTB陣などがよってたかって流れをよどませているんじゃないですか。まあ打つべき手は打ってしまってなおダメだったという事情はありますが。しかし、入れ替えの時期は後半25分ではあり得ない。まだ斉藤玄樹君がいます。金君の「えっオレ? オレかよ!」は状況が読めていない首脳陣への抗議であるわけですよ。斉藤玄樹君が引っ込んだあとなら納得して下がれたんじゃないかな。

地元では評判の高いテイラー君ですが、シーズンに入ったらこの倍は働いてもらいたい。チームになじんでくれば高い能力を示してくれることを期待しますが、故障している様子もなく、現状では外人枠を無駄に使っている感が否めません。来日前にNZのメディアに「一年で帰ってくる」と語ったらしいですが、場合によっては一年経たずに解雇もあるぜ。とりわけDFの意識が希薄である点がどうにも腹立たしいなあ。

後半38分のプレイ(自陣インゴールからの単独ラン失敗)はどう考えても自殺行為、最大限に好意的な表現でも無謀止まりか。NZではキックが順当な局面でもチャージダウンに殺到しないとか言うのかな。確かに日本のラグビーの中でお釜石の締める位置を考えたらなめるなと言う方が無理かもしれません。しかし、そこで手を抜いたりスタンドプレイに走ったりすればそれがテイラー君のアベレージとして記憶され、記録にも残されるのです。誰かヤコがロケッツでどんなプレイをしているかビデオで見せてやれよ。ラグビーに取り組む姿勢に越えがたい溝を感じないか? 間違ってナショナルチームに選出されたもののすぐ訂正されたからオールブラック(セヴンズ)なんだよね、と理解し始めている小生がいますよ。

どうしても海外からSOを招聘しなければならないのなら、英サラセンズからケニー=イワブチを引き抜くという手もあることを指摘しておきましょう(笑)。ある意味彼も平毛ジャパンの被害者(シンデレラボーイ兼スケープゴート)だし、人柄は良いし。人柄だけは良いし。なにより外人枠ではないところがお奨めです。

秋田工 vs 黒沢尻工

東北チャンピオンの秋田工は前半こそ身体が重かったのですが、後半になると見違えるような動きで黒沢尻工を圧倒しました。

秋田工とお釜石が高校ルールで試合をするとしようか。危険防止のために設けられた高校ルールがお釜石の弱点を秋田工に突かせないための一方的な制約として働くだろうなあ。

交流会

昨年に続きサポーターも参加するアフターファンクションがありました。設営と撤収の手伝いに加え、今年はゴミの分別もしたのですが……分別方法は地域ごとに異なっているので勝手が違いますねえ。結局ペットボトル、アルミ缶、スチール缶、その他となったのかな。

交流会ではスター金丸と雑談、金君を煽動しました(定番)。煽動の内容は、SOやBKリーダーには積極的に立候補しろ、DFだけではなくOFのときも積極的に指示を出せ、試合中はチームに指名されたリーダーより頼れる男の発言にこそ説得力がある、といった内容でした。

松井君は……リコー戦では渋谷のチーマーみたいな髪型でしたが、今回はソフトモヒカンかあ。ヘッドコーチが「リスクチャレンジ」と言った結果がその髪型なのか云々でジュースを噴き出すなコラ。

闘志也君・細川君とも話したかったのですが不参加ですか、そうですか。

「言いたいことがあったら直接選手に言ってください」発言の三浦智拓君、その意図はどうあれ、小生は直談判OKのお墨付きをいただいたと理解しています。「三浦さん最近丸くなったんじゃないですか? 昔はもっとギラギラしていたのに。あの特攻服で本牧まで走ってた頃の目つきを思い出せ!」 はいはい、どうせネタですよ。

西田君が隅っこでポツンと座っています。相変わらずフリーターとのことです。ボクサーなら当然の境遇でもラグビーではまだ珍しい。かつての新日鐵釜石がクラブチームとして再び全国を目指す云々より、西田君の存在はよりアピールすると思うのですが。和田からアヌスに入ってプロ契約で満足してるようなやつらなんかよりはるかにプロフェッショナルな姿勢だと思います。

当然いじられキャラの八重樫君はいじったさ。「ネタ帳何冊たまった?」

Javaをご利用になると中川真実さんのRainbowHRがご覧いただけます。

このページへのレスポンス

ご意見・ご要望をお待ちしております。mailto:julius@serpoda.com

Javaをご利用になると中川真実さんのRainbowHRがご覧いただけます。

Valid XHTML 1.1! Valid CSS! made with CSS

©SERPODA 作成:2005-08-06