法政大学 vs 釜石SW (2004-05-23)

IBC杯 マコーミック・トロケ両君引退試合

ref. 磯部氏

in 盛岡南

出場選手

法政大学No.釜石SW
氏名R/S氏名R/SR/SR/S
中村 嘉宏1浅田 哲哉→#16武藤
寺山 真司2松井 康輔
森 大祐→#16長沼3田村 義和
篠塚 公史4三浦 健博
吉田 永昊→#18鬼頭5A. ギャラハー→#18川島
高根 修平→#19釘宮6高橋 竜次
山崎 甲將7R. マクドナルド→#7トロケ
磯岡 正明8三浦 拓智
成田 秀悦→#20友井川9池村 章宏
野村 直矢10越前谷 大樹
風巻 大博11木立 博臣
玉川 裕基12金 和則→#13金→#12金→#19向井
佐藤 慎之介13津田 康太→#12マーティン→#13マコーミック
山本 秀文→#22田沼14金丸 健
藤谷 淳15篠原 洋介→#20村上
長沼 英幸16武藤 恵介
天笠 翔17下山 信吾
鬼頭 剛18川島 和也
釘宮 慶太19向井 陽
友井川 拓20村上 泰隆
野本 滋雄21阿部 昇
田沼 崇22川上 清太
大隈 隆明23H. マーティン→#13マコーミック
穂坂 亘24S. V. トロケ
田口 創25A. F. マコーミック

得点経過

法政大学  0          5        12                 19        19
                     T         G                  G
1st Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4      SCORE
                           G        T     G
 釜石SW   0                7       12    19                19
	
法政大学 19           26     33   38 45                    45
                       G      G    T  G
2nd Half  0----+----1----+----2----+----3----+----4--    SCORE
                                                  G G
 釜石SW  19                                      26 33     33
	
前半00分 法政 0‐0 釜石
釜石KO。南へ。
前半01分 法政 0‐0 釜石
釜石#12金君、最初のラックをスイープ。左展開に参加するも、WTBへのパスがスローフォワード。
前半04分 法政 0‐0 釜石
釜石#10越前谷君、自陣ゴール前でのラン突破。
越前谷君のランはこれが最初で最後。以後下らないプレイに終始。
前半06分 法政 0‐0 釜石
釜石がGoal at 10まで攻め込み、左中間ラックから右展開。それを法政#4篠塚君がインターセプト! しかしオフサイド。
前半08分 法政 0‐0 釜石
釜石、Goal at 2のラックからスクリーンプレイをとられる。謎。
前半11分 法政 5‐0 釜石
法政T、誰? スクラムからブラインドを攻める。釜石#11木立君みっともなく抜かれる。
右28mG失敗。誰?
前半15分 法政 5‐0 釜石
法政#8磯岡“バカ弟”君のダイブ。
前半17分 法政 5‐7 釜石
釜石T、木立君。#15篠原君が抜けて木立君へ。
左22mG成功、篠原君。
前半18分 法政 5‐7 釜石
自陣ゴール前から釜石の攻撃。10→12→10→15。しかし篠原君へのパスが乱れ、篠原君の個人技でゲイン。
前半21分 法政 12‐7 釜石
法政T、#14山本君。また木立君が抜かれ、内への走りも許す。ぬるい釜石。
正面12mG成功。
前半23分 法政 12‐7 釜石
法政のロングキック、デッドボールライン寸前で止まる。惜しくもタカイワならず。
前半26分 法政 12‐12 釜石
釜石T、#8三浦拓智君。左中間18mのPKを蹴り出し、ラインアウトから犬モール→犬トライ。学生さん相手にみっともない!
左22mG失敗、篠原君。
前半28分 法政 12‐12 釜石
釜石、金君の快走二発。合計50mのゲイン。
前半33分 法政 12‐19 釜石
釜石T、#13津田君。FWがつなぎ、金君を飛ばして津田君へ。
左22mG成功、篠原君。
前半36分 法政 12‐19 釜石
金君抜かれる。
前半40分 法政 19‐19 釜石
法政T、#11風巻君。越前谷君抜かれる。
正面7mG成功。
ハーフタイム。
後半00分 法政 19‐19 釜石
釜石入替: #1浅田君→#16武藤君、#5ギャラハー君→#18川島君、#13津田君→#12マーティン君。
釜石背番号変更: 金君#12→#13。
法政入替: #9成田君→#20友井川君。
後半02分 法政 19‐19 釜石
釜石あわやトライ。
IBCの撮影クルーは観客の視界を遮るのが仕事か?
後半03分 法政 19‐19 釜石
越前谷君の半端なキック、法政フェアキャッチ。
後半05分 法政 19‐19 釜石
法政入替: #3森君→#16長沼君。
後半09分 法政 19‐19 釜石
釜石#9池村君、こぼれ球をかっさらい20mゲイン。
後半12分 法政 19‐19 釜石
法政、右辺で木立君をかわしGoal at 1。川島君のオフサイドを咎められ正面でPKとなる。
後半13分 法政 26‐19 釜石
承前。法政T、#20友井川君。ノータップで始めてそのままインゴールへ。
左中間12mG成功。
法政入替: #6高根君→#19釘宮君。
後半16分 法政 26‐19 釜石
釜石入替: #15篠原君→#20村上君。以後スター金丸がFBとプレースキッカーを務める。
後半17分 法政 26‐19 釜石
法政入替: #14山本君→#22田沼君。
後半20分 法政 33‐19 釜石
法政T、誰? #7山崎君がラインアウトを奪い4人抜き70mゲイン、FWの集散よし。
左スミ23mG成功。
法政入替: #5永田君→#18鬼頭君。
後半25分 法政 38‐19 釜石
法政T、#22田沼君。また木立かよ。
右23mG失敗。
後半27分 法政 38‐19 釜石
釜石キックオフ。スター金丸は1mオーバー地点で行なう。咎められず。
後半28分 法政 45‐19 釜石
法政T、#20友井川君。金君の持ち込んだラックをターンオーバー、55m独走。
正面10mG成功。
後半29分 法政 45‐19 釜石
スター金丸のキックオフは2mオーバー地点。さすがに咎められやり直し。
後半33分 法政 45‐19 釜石
釜石入替: #7マクドナルド君→#7トロケ君、#12マーティン君→#13マコーミック君。
釜石背番号変更: 金君#13→#12。
法政入替: #10野村君→#21野本君。
後半36分 法政 45‐19 釜石
釜石入替: #12金君→#19向井君。
後半40分 法政 45‐26 釜石
釜石T、#6高橋竜次君。#7トロケ君の突破から竜次君へ。二人を引きずって飛び込む。
正面7mG成功、スター金丸。
後半42分 法政 45‐33 釜石
釜石T、#9池村君。27m独走。
正面7mG成功、スター金丸。
フルタイム。

観戦記

法政大学

「39年間釜石を観てきた」という老翁に言わせると「最後の2トライは法政のお情け」だそうです。…そんな心配りと言うか緩急の利いたチームなら早稲田に30連勝くらいしていそうなものですが。

法政はよくも悪くもけれん味のない真っ向勝負―展開ラグビーのチームとは思えないほど―が身上だと思いますので、最後の2T2Gは無用の失点と反省してほしいものです。さもないと……また対ワセボール異種球技戦で手もなく敗けちゃうぞ。

飛角落ちでの快勝は、釜石のぬるさを差し引いても、評価すべきでしょう。

釜石

この時期の学生さん相手だというのに、FWに外人二名を先発させちゃうチームなんだぜ。恥ずかしくないのかなあ。

ところで、釜石のFWにはスイープという仕事がないのかな。漫然とポイント周辺に集まるようでは役に立たないだろう! 最もスイープ回数の多かったのがCTB金君でした。桜庭ヘッドコーチが現役復帰しないとスイープできるFWがいないというお笑いな事態になりつつあるように思います。

この試合の釜石FWは高橋竜次君が基調でした。ボールを持ったときだけ一生懸命で、それ以外はラインアウトの地点に移動するだけでも大儀そうにしています。最低だ。一人そんなFWが混じっているだけでも気分が悪いのに、それがアベレージときたもんだ。そんなんじゃ相模原に大敗するぞ。

SO越前谷君ですが、彼の本領はランにあります。決してラインを動かす側ではありません。前半04分のランは越前谷大樹ここにありといった痛快さがありましたが、以後ランは影を潜め、意図不明のループばかりになってしまいました。

金君は久々のセンターライン起用でしたが、DF時には積極的に指示を出してほしい。最近の金君を見ていると飼い馴らされたように思います。決してよい意味で言っているのではありません。優等生の金和則なんて面白くも何ともない。金和則は不良でいいんだよ、不良でなくちゃいけないんだよ。首脳陣が「あんなやつなんか使いたくない」と内心思いながらもチームの勝利のためには節を枉げて起用せざるを得ない選手になってほしい。

左ウィング木立君のDFについては本人も自覚していることなので省略します。問題はOFで、なぜタッチラインぎりぎりに立つのかな。ライン内側に圧迫されて外に張り出さざるを得ないのならチーム全体で考え直す必要があるし、木立君も外にスペースがないときにどういったコースを選択すべきか再検討すべきでしょう。

釜石のムーブは必ずSOのループから始まるのですが、これは戦術構想の根本が誤っています。そもそもループは起点の選手が外に移動してのラン突破です。03年度日本選手権での関東学院・田井中君のトライを想起せよ。しかし釜石の場合は確たる目的もなく漫然とパスを回しているだけの愚行です。最終的にはSOからの苦し紛れのパスを受けた誰かの個人技で局面を打開せざるを得なくなってしまっていますね。SOに限らず、外に開く場合はまずまっすぐ前に出てからカットアウトせよとは入門書に書かれている初歩的事項ですよ。この辺のダメ出しができないBKコーチとかアドバイザーって何者ですか?

無能の呼び声高い神座コーチによると、釜石は「ハイスピードラグビー」を目指しているのだそうです。ハイスピードラグビーには大賛成ですが、同コーチの談話には「接点」とか「リサイクル」といった語句が頻出しますね。むしろそれらはスローダウン要因ではないか。本気でハイスピードラグビーを指向するのならオフロードやリップを多用しなきゃ。まずこの試合のFW編制では走力(速度・持久力ともに)不足です。

釜石はこの試合を年間スケジュールにどう位置づけていたのでしょうか。旧年度中からアナウンスされていたマコーミック君の引退試合にしてはあまりにもお粗末な内容でした。本気でトップリーグ昇格を目指しているのか? むしろサポーターの忍耐力に挑戦していると感じましたね。

こういうことばかりしているからサポーター(個人も企業も)が離れていくんだぞ。

秋田中央vs盛岡工

盛岡工はスクラムからのサイドアタック起点でなければゲインができませんでした。秋田中央No.8加藤達郎君は左肩を傷めているようで、どうも挙措がおかしい。

前半終盤から後半半ばまで上記の攻撃パターンを放棄した盛岡工が最後の最後に思い出し、何とか逆転で接戦を制しました。サイドアタックだけじゃないぞとアピールしたかったもののことごとく不発だった、ということかな。

ともあれ僅差でホームが勝利ということはアウェイでの再戦の最大の口実です。そのときには加藤君の肩も治っているでしょうから、こんなわけにはいかないぞ(きっと)。

目立った選手は両チームの#13・#15でした。盛岡工#13沼崎宏之君、#15工藤久司君、秋田中央#13鈴木巨君、#15山内貴之君。秋田中央#6後藤亨君は192cm・70kgとFW版金和則な体型で、盛岡工#8小笠原和徳君をアオテンにしていたら文句なしに金和則賞を受賞していたところです。変な話ですが、釜石のごっつぁんトライ男高橋竜二君のようにボールを持って走るときにヘッドアップ気味になる選手は高校生にアオテン食らう可能性きわめて大だぞ。その点小笠原和徳君はずっと前傾姿勢だったなあ、えらいなあ。

小笠原和徳君はなまじ変な大学に行くより来春から釜石に来ることを勧めます。

# 釜石に好素材をより伸ばせるノウハウがあるか、といった疑問はこの際無視します。

アフターファンクション

昨年からIBC杯ではアフターファンクションに観客も参加できることになったそうです。知らなかった。とにかく会費壱阡円也を払って参加しました。

会場設営を手伝っているといきなり岩手協会のネタ元・某氏にとっつかまり、「この閑人め、今日も来たのかぁ」と。

乾杯後ちょっと落ち着いてから選手のサイン蒐集ですが、その中で「さすがラグビー部!」と呼べるぶっ飛びぶりを見せたのが、あの連呼で勇名を馳せた八重樫君です。「いいんですか、ぼくみたいなマイナーな選手で」「何がマイナーですか、秩父宮連呼事件で華々しくデビューしたじゃないですか」 その割に手馴れたサインじゃないか。余白に座右の銘を書かせたのですが、「ボール出せ」ではなく「低いタックル!!」だとよ。大川興業みたいなメガネのくせにつまらんやつやなあ。落胆を思いっきり表情に出しつつ握手をして別れたのですが、ハズしたかと思わせて「いまさ、オレのサインがほしいなんて変なやついたぜぇ!」「おお、そりゃ異様にマニアックな人だな」 そう、それでこそラグビー部員。

プロパーWTBをスワーブで振り切ったことのある右PR吉田一行君、スター金丸とも歓談しましたが、ちょっと固いなあ。

SO越前谷君とは前半4分のランを誉めたところ、「そのあと日射病になっちゃって、もう何もできなかったッスよう」 給水はのどが渇く前に! 

釜石サポーターとして越前谷君を見続けてきて、彼の持ち味はやはりランにあると思います。スワーブほど迂回せず、カットアウトほど急角度ではない、旋回半径を小さくスピードも落さないコース取りに方法論としての新たな地平を感じたんだけどなあ。

釜石がダメなのは、他者の打ち出した新機軸をいち早く模倣することにばかり走って、自ら模索することがない点にあります。SO越前谷君というのもその延長にあると思います。

復帰を決意した池村君に質問:「現役最後のプレイにはどんなものをイメージしていますか」 これは関東学院戦のノックオンがあわや現役最後のプレイになりかねなかったことを下敷きにした質問です。即答して曰く「全く見当つかないですね!」 それでよし。

両チームの選手を見ていると、法政は学生だけに学年ごとに固まっているようですが、釜石は……孤立している選手と群れている選手に二分されます。その区分が危機感を持って試合に臨んでいる選手/そうでない選手と基本的に重なるのはなぜだ。「アンガスには悪いけど」と前置きをした上で「こんな試合のあとにファンクションだの交流会だの言われても参加したくないよ」と言ってそそくさと帰ってしまったサポーターもいるのに、手を叩いて馬鹿笑いしているグループもあるし。試合に出なかった選手が複雑な表情をしている一方で、試合でぬるかった男たちがふざけ合ったりしている……何か間違っていないか?

金君は昨年からSOの練習を再開し、次の試合でテスト登板というところで練習中にハイタックルされて沙汰止みになった……という話を聞きました。本人のコメント/抱負を聞きたいところだったのですが、はてどこにいる?

釜石周辺には、いまちょっと無視できない動きがあります。そのうち稿を改めて言及しますが、小生はクラブの姿勢を評価しつつ極力関係は持ちたくない、というスタンスです(理由の一端はすでに書いているような気もします)。まあクラブのサポーターも善意で動いていることだけは間違いないのでしょうが……

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©SERPODA 作成:2004-06-26 更新:2004-09-02